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1.152021
イチゴの栽培
栽培のポイント
日光がよく当たり、やや湿り気の多い土が適しています。
乾燥に弱いので、水遣りやマルチングで対策することが大事です。
植え付けは秋頃に行います。
春の花つき苗は、その年にはよい実がつきませんが、これを親株として植えると、そこから発生したランナーの先に、子苗が次々とつきます。
大体、1つの親株から30~50本の子苗ができます。
この子苗を毎年育てて植え直しをすると、よい実が実ります。

畑の準備
植え付けの2週間前に、肥えあたりを避けるために準備を開始します。石灰を1立方メートルあたり2握り分撒き、よく土を耕しておきます。

苗の植えつけ
10月中~下旬に、深植えにならないように本芽6~7の苗を植えます。親株側のランナーの切り口を通路側に向けて植えると、花房がそろい、果実が収穫しやすくなります。

追肥
11月上~中旬になると、苗が根付いて生育を始めるので、化成肥料を軽くばらまき、中耕します。
2月中旬にも1株あたり軽く半握り程度の化成肥料を畝の縁に施し、土寄せをします。

マルチング
追肥後に、ポリマルチをし、乾燥を防ぎます。こうすることで生育が早まり、収穫が多くなります。

親株作り
収穫後、親株床に石灰(1立方メートルあたり2握り)を撒き、バケツ2杯の堆肥と1握りの化成肥料を全面にまいてよく耕し整地します。
そこに、来年のための子株をとるために健全な株を選び、親株床に植えます。

子株の仮植
6~7月に親株から発生したランナーに子株ができます。
8月下旬~9月上旬にランナーを切り、子株を仮植床に植え、約40~50日間育苗します。
大きすぎたり、小さすぎたりする子株は使用しないようにします。
子株を仮植せず、親株につけたまま育ててもいいですが、苗が不揃いになってしまいます。

収穫
果実全体が赤くなったら収穫します。
開花中に筆の先で雌しべに花粉をつけてやると変形したものが少なくなります。
